2016年12月19日

人生が変わるCafe「人と本と旅」〜中岩 浩二 56歳 営業課長

●中岩 浩二 56歳 営業課長

死ぬまで現役。そんな風に思い始めたのは最近かもしれない。高校の同級生
だった坂上は確か俺と同じ業界で、営業畑。なんか似てるところがたくさん
あって妙に馬が合う。

「中岩、お前、生涯現役でいるためのプランって持ってるか?」同窓会の二
次会で突然あいつがそんなことを言ったんだよ。坂上は最近会社勤めの傍ら、
NPOのボランティアと、後はずっと趣味だった鎌倉彫りを、教室を開いて週末
1日をつかって教えはじめたらしい。最近は副業規定も相当緩くなって、むし
ろ奨励してる企業も増えてきた。そのほうが本業にも付加価値を生むという
考え方らしい。俺が若い頃には考えられないようなことだ。

最近、「新しいはたらき方」とか「今の仕事の半分はAIにとってかわられる」
とか、言われているが、正直俺には関係ないし、別にあと10年も現役でいる
ことはないわけだしと、あまり関心がなかった。でも人生100年時代なんて書
かれている本なんかも最近目にして、坂上との話も相まって、自分のこの先の
人生を考えるようになって、あらためて自分の「この先」を思った。

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今は、会社でも役割があり、部下もいて、必要とされている実感も、世の中
に対して貢献しているという実感も少なからず感じてはいる。でもそれは今
「与えられている」ものであって、今の会社や役割を離れた時に自分はどう
なるのか?その状態になってもまだ体も動くし人生は続くと考えた時、自分
は何をしているのか?まったくイメージがわかない。別に旅行に行ったり、
おいしいもの食べたりなどに、そんなに興味があるわけでもない。

「まさか、56歳で自分のこれからのキャリアを考えるなんてな」そんなこと
を思いながら、今までにないような漠然とした不安を感じた。

坂上から面白いカフェがあるからと紹介されたのが「人と本と旅」というカ
フェだ。本屋も兼ねたカフェ型本屋といっているらしい。オーナーの鵜川さ
んと話をいろいろした。自分より一回り若く、穏やかだがエネルギーを感じ
るでも威圧感の無い自然体な佇まいになんか惹かれるものがあった。坂上は
彼のワークショップを受けてからだいぶ人生が変わったと言っていた。

またその副産物と言っていたが、ビジョンやそれを形にするプロデュース思
考を学ぶことで、自部署の活性化にも成功したらしい。ずっと不振で雰囲気
もよくなかったチームが今は生まれ変わったようだと言っていた。

プロデュースforザフューチャー.jpg

そんなにも変わるものなのか半信半疑だったが鵜川さんと話ながらなんとな
くその意味がわかったような気がする。来月からから3ヶ月間、彼のワーク
ショップを受けることに決めた。

さらに自分のなんとなくイメージしているビジョンと近い人の本を読んでみ
ることも勧められた。

面白いことにここの本棚は、いろんな人のお勧めの10冊が並んでいて、鵜川
さんのワークショップを受けた人は希望すればここに自分の10冊を並べるこ
とが出来る。(自分の蔵書ではなく同じものを仕入れて売り物として。)そし
てそれが売れたら売上の1%をポイントとしてもらえて、ここでの買い物や飲
食やワークショップ代に充てることができるらしい。すごい人は月に500ポ
イント、中には2000ポイントという強者もいるらしい。

そういう仕組みもユニークで、これを考えた鵜川さんにますます興味を持っ
たんだ。不思議と、最近感じていた漠然とした不安感はやわらぎ、むしろな
んか俺も50半ばにして人生変わるかもしれないというワクワク感にわずかな
がら心踊っている自分がそこにはいる。こんどかみさんも連れてきてみようか。

「愛」.jpg

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【バックナンバー】

1.「人生が変わるCafe「人と本と旅」〜序章〜」
http://visionarywork.sblo.jp/article/177792765.html

2.「人生が変わるCafe「人と本と旅」〜今井航 33歳 SE〜」
http://visionarywork.sblo.jp/article/177913443.html

3.「人生が変わるCafe「人と本と旅」〜由井ナナ 38歳 主婦 一児のママ〜」
http://visionarywork.sblo.jp/article/177979594.html
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2016年12月09日

人生が変わるCafe「人と本と旅」〜由井 ナナ 38歳 主婦 一児のママ〜

●由井 ナナ 38歳 主婦 一児のママ

もう5年か。長女の七美が生まれる前は、今の旦那と同じ、化粧品会社で
トレーニング担当として毎日忙しくしてたっけ。七美が生まれてからはも
う育児中心の生活で、でも子供と接する時間は大変だけどすごく充実して
た。ママ友の友子とは意気投合して、彼女がいてくれたから結構救われた
こともたくさんあったな〜。七美が幼稚園に通いはじめてからは少し手が
あきはじめて、なんか社会との接点を持たなきゃな〜と思いはじめてる。

この前、友子と行ったあのカフェのことが、ずっと自分の頭から離れない
のよね。最近出来た「人と本と旅」っていう、なんか変わった名前のカフェ。
友子が興奮気味に「ナナ、面白いカフェがあるから行こうよ!もうすごいの」
って言われて行ったカフェ。

入ってみると、ウッドの感じがあたたかくて、本がたくさん並んでる。「こ
こは人生を変えるカフェ」っていうフレーズが目についてパンフレットを読
んでみると、どうやらいろんな人のオススメの10冊が、ならんでるらしい。
お店のwebが店頭でも見られるんだけど、そこにあった“未来百景”っていう
言葉になんかドキっとさせられたの。

未来百景っぽい.JPG

私の未来って…。そこにはたくさんの人の夢とかビジョンとかが書いてあっ
て。中には私と同じような感じのママのビジョンもあって、それがまたすご
かった。まだ幼稚園の子供とさらに小さい子供がいながら、メイクセラピー
とかスキンケアレッスンとかを自宅とか地元、時には企業にも呼ばれてやっ
ているらしい。わたしの選択肢には全くなかったはたらき方。でもそれを見
た瞬間、私もこれやりたいって思ったのよね。

ちょうどカフェのオーナー鵜川さんがいらして、どうやら友子は顔見知りみ
たい。鵜川さんが「もし、その方のやっていることに興味をお持ちなら、実
際に受けてみたらどうですか?」って言ってくれたので、その方を紹介して
もらって先日申し込んでみたの。その方は鵜川さんのキャリアセッション、
VISIONARY WORK DESIGNを受けて、今やっていることの構想をいろいろ
整理したみたい。

純粋にメイクセラピーも受けたいんだけど、それ以上にその話も聞いてみた
くて。どうしていまのことやろうと思ったのとか、どうやったらそんな風に
できるのとか。厚かましいと思われちゃうかな…。でもなんか私の中で何か
が変わりそうで。

ミラクスタジオ@.jpg


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【バックナンバー】
1.人生が変わるCafe「人とホント旅」〜序章〜
http://visionarywork.sblo.jp/article/177792765.html

2.人生が変わるCafe「人と本と旅」〜今井 航 33歳 SE〜
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2016年12月03日

人生が変わるCafe「人と本と旅」〜今井航 33歳 SE〜

●今井航 33歳 SE

 考えてみるともう何年も忙しさに追われ続けた生活を続けてるかもしれないな。
収入はそこそこあるが使うひまがない。まあ、老後に備えてマンションなんか買っ
てみたけど、独り身にはちと広い(笑)そんな僕に、神様が見かねて問いかけたの
かもしれないな。そのままでいいのか?って彷徨った末に、引き寄せられる様に入
った。それが、その時の感覚に一番近かったかもしれない。

今日も、昨日まで3日会社に泊まり込んで、やっとの思いでプログラムのバグを修
正した僕は、出勤する朝の人の流れとは逆に短いつかの間の休みをとるべく家に帰
る途中だった。

そういえば、満足に飯も食ってない。手近なところですまそう。うちまでの道すが
ら、商業施設の様な賑やかさはないがでも感じが良くて、そこそこ人もいる通りが
ある。ふと1軒の店が目についた。「人と本と旅」なんかまた不思議な名前だが、
見るとどうやらカフェの様だ。

華美ではなく、ナチュラルな空間。なんか身体に良さそうなプレート、おっ出汁が
ある。今の疲れた身体にはちょうどよいかもしれない。

店に入ると、ずらっと並ぶ本とセンス良く配置されたグリーンが目に入る。まあ最
近良く見かける本屋とカフェの融合ショップのようだ。壁一面いろんな人の写真の
コラージュとなんか風景や街並みの写真のコラージュになっている。なんか不思議
な内装だ。でもなんか見入ってしまう。

不揃いの椅子とテーブルの中から、僕はなんとなく好きな感じの丸テーブルと座面
が黄色く塗られた椅子の席を選び座る。ここからだと注文カウンターが一望できる。
なんかカウンターの壁にモニターがあるが、特に映像も映ってない。何に
使うのか?

僕は椅子とテーブルにカバンを置きつつ注文しにカウンターへと向かう。具沢山の
カツオだしのスープとおにぎりを注文する。1000円とちょっと高めの朝飯だが、そ
れだけ素材にもいいものを使ってるんだろう?

出来たら呼んでくれるそうなので、本棚をふらっと見てみる。なんか普通の並びと
違う。「私の人生を変えた10冊」と書いてあって、10冊単位でブロック毎に並んで
る。誰だかしらない人ばっかりだ…(笑)なかには20冊30冊単位のものもあるな。
おっ、この人知ってる!最近良く見るイラストレーターだよな。おっ、これあの
某有名ベンチャー企業の社長じゃん。けっこう有名どころもあるんだ。

んっ、こっちの本棚はまた面白い。編集されてるな…。「様々な旅の記憶」「人
のぬくもり」「音」「ことばのない世界」面白い。絵本もならんでる。


本棚.jpg


おっ注文したやつが出来たみたいだ。んっ?このタブレット、未来百景ってトッ
プ画面がなんか惹かれる。テーブルに持ってきて食べながら、タッチパネルをス
クロールしてみる。様々な人のビジョンと夢とかが文章と絵や写真で同じフォー
マットでずらっと並んでる。キーワード検索出来るんだ。

おれも密かに実はやりたいことがあるんだよな。まあ俺には手が届かないし、そ
んな夢を追いかけても路頭に迷って、結局今より待遇悪い形で再就職、下流生活
へ…。そんな想像するより、現実をみなきゃ。でもなんかモヤモヤする。「牧場
ペンション」キーワードを入れて検索。おっ、3人いるじゃん。
(しばらくじっとその3人のビジョンを読んでいる)1人目、2人目、うん中々面白い。
でもまだ甘いな。まあ俺が言うのもなんだけど。3人目、田中さちさん、女性か。
どれどれ…

食べるのも忘れて、田中さちさんのビジョンから目が離せなくなった。引き込まれ
たというべきか。まさに自分がやりたいと妄想していたイメージがそこに書いてあ
る。違うのは場所くらい。しかも彼女1年前に会社をやめて始めてる。まだ大変な
ことばかりって書いてるけど間違いなく充実しているのがつたわってくる。


牧場つきペンション.jpg


人生を変えた10冊も書いてある。もしかして、、、
スタッフの子に聞くと、検索してくれて本棚の一角に案内してくれた。
「田中さちの人生を変えた10冊」俺の身体に電流が走った。その10冊のうち気にな
る3冊を買ってテーブルで読み始める。

俺なにやってんだろう。
俺の人生ってこのまま過ぎていくんだろうか?このままで本当にいいのか?とはい
え俺に何が出来る…?でも何か出来るかもしれない。いや難しいよ…。でもさ、も
し出来ちゃったら…すごくないか?

今朝まで徹夜続きでけだるかった身体は、不思議なエネルギーで満ちている。あき
らかにこの店に入ってきた自分とは違う自分がいる。

出汁の優しい味が染み渡った影響もあるが、それよりも何よりも今自分の人生を変
えるような出会いをしているという感覚が、俺の身体にエネルギーを湧き出させて
いる。彼女に会ってみたい。メッセージを書いてみようか…。どうやらフェイスブ
ックもやっているようだ。

しかし、ここっていったい…。
ここって、どんなコンセプトのカフェなの?スタッフに聞いてみる。25〜6の可愛ら
しい女性だ。彼女はその可愛らしさと少しギャップのある落ちついた優しい口調で、
「ここは人生が変わるきっかけと出会う場所なんですよ」と答えて、冊子みたいな
一冊の本を渡してくれた。


一冊の本.jpg

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「人と本と旅」ミラクカンパニー/編

ここはあなたの人生が変わるcafé
そしてあなたの人生はが変わる本屋

人生を変えたい。今の日常を変えたい。
自分にはまだ出会ってはない何かが必ずある。

人が何かに目覚める時、そこには必ず出会いがある。巡り会いがある。

僕の場合、それは人であり、本であり、旅であった。

ここは小さなcafé型本屋。
ここで扱う品物は“きっかけ”。

ここには、多くの人が自分の人生を変えた人や本や旅の軌跡がある。

この空間で、あなたにも“きっかけ”に出会ってほしい。出会い巡り会
ってほしい。

ほんの一時、時間をつくって立寄ったこの場所が、あなたの人生を変
えるきっかけでありますように。そんな願いを込めて。
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この本は、ここのオーナーが書いたらしい。

こんな場所があったんだ…。そして俺はずっとこんな場所を探していたのかもしれ
ない。自分の人生が、これからもしかしたら、大きく動くかもしれない。今日はそ
のスタートの日かもしれない。

来週末に、ワークショップがあるみたいだ。ここのオーナーの鵜川さんが主催して
るようだ。「ビジョナリーワーク」今の自分にはまさに、必要かもしれない。早速
申し込んでみよう。そして田中さちさんにも会いに行こう。今まで温めてた構想を
もう少し具体的にかたちにしてみたい。来週末のワークショップの時にオーナーの
鵜川さんに話してみようかな。


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【バックナンバー】

1.人生が変わるCafe「人と本と旅」〜序章〜
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posted by U-SAN at 19:14| Comment(0) | 人生が変わるCafe