2017年01月19日

人生が変わるCafe「人と本と旅」〜奥 ひろこ 33歳 日替りカフェのオーナーの一人〜

奥 ひろこさん 33歳 日替りカフェのオーナーの一人


「自分のカフェを持つのが夢なんです」思えばあの時のあの一言が、
わたしの人生を大きく変えたのよね。

今はもっともっと夢が広がってるけど、あの時のわたしにとっては、
そんなことが自分の口をついて出てくるなんて思ってもみなかった。

わたしの主人は小さな設計事務所を個人開業していて、わたしはそ
んな彼のしごとをサポートしている。結婚したのはいまからもう9
年前。24歳の時。結構早かったと思う。わたしも彼もまだ学生で、
でも当時から彼には夢があって。その話を聞くのがとっても楽しか
った。

彼は、「一人ひとりが「自分の夢の場所」を持てることを実現する
設計士になる」ってずっと言ってたな〜。そんな彼の話を聞いてい
ると、本当にわたしの心がうれしいって言っているのがわかって、
朝まで彼の話に付き合ってたことも何度もあった。

だから、わたしは彼の夢を支えることができている自分がとっても
幸せだと思ってもいる。でもそんなある日、彼が唐突にわたしに聴
いたのよね。「ひろこはさ、なんか夢とかってあるの?そういえば、
昔からいつも俺の話ばっかりで、ひろこの夢って聴いたことなかっ
たよね」
わたしは、彼の夢を支えるのがわたしの夢だって答えたの。そう答
える私の言葉に、彼もきっと喜んでくれると思った。

「ひろこさ、それって本当の夢なのかな? じゃあもし、俺が俺の
夢をあきらめたらひろこは自分の夢がなくなるってこと? もし俺
が死んだら、ひろこの夢も死んじゃうってことなのかな?」

まさか、そんな答えが返ってくるとは思わなかった。すこしショッ
クだった。彼はわたしのことが重荷になったの?自分の夢をもてな
い私を軽蔑してる?わたしが彼を支えていきたいってことが彼にと
っては嬉しくないってことなの?

頭の中がぐるぐるして、何も言葉を返せなかった。

彼は、そんなわたしのぐるぐるなど、全く意に介していないかのよ
うに、「まっいろいろ考えてごらんよ」なんて氣楽な調子で言って、
またしごとをはじめた。

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「ひろこ、久しぶりね」
今日は、昔からの親友でもあり、いつもわたしの悩みを聞いてくれ
るわたしのメンターでもある、はるみとランチ。最近話題になって
いる面白いCaféがあるからと誘ってくれた。

「「人と本と旅」へえ、なんか面白い名前のCaféね。人生が変わる
Caféね〜 そっか…。」

「面白いでしょ。わたしねここのオーナーの鵜川さんと仲良しでね。
実は今、彼と一緒にある面白いプロジェクトをこのCaféをつかって
やろうと思っているの。まあ夢を応援するCaféみたいな感じかな。」
あいかわらずはるみは、パワフルだ。

「ひろこ、なんか元気なさそうだけど、だいじょうぶ?」そうはるみ
に問いかけられた。そういつも、はるみはわたしの心の中が見えてい
るかのように、わたしのことを察してくれて、いつもいいアドバイス
をくれたりする。これはもう神業としか思えない。わたしははるみに
彼から言われたこと、それに対してわたしがぐるぐるして思い悩んで
いることを洗いざらい話してみた。

「そっか〜」はるみはハーブティを一口飲んでから、そう一言つぶや
いた。

「そういえば、ひろこはさ、昔から料理得意だったよね。ごはんだけ
じゃなくお菓子とかももう抜群に美味しくて、わたしはひろこが私の
奥さんになっていつもごはんつくってよって思ってたくらいよ。。。
まあそれは半分冗談として、でも本当に美味しかった。いつだったか、
ひろこの彼とひろこと、わたしとわたしの彼と4人で伊豆に一泊で旅
行いったの覚えている?」

そういえばずいぶん前にそんなことあったっけ。まだ学生の頃で、で
もはるみはもう社会人で。

「その時に、ひろこの彼が、自分の夢を熱く語ってたっけ。すごいよ
ね今その夢をどんどん形にしているもんね。それで、その時ひろこが、
わたしの夢の場所は、小さなCaféって言ってたの。ひろこ覚えてる?」

「あたし、そんなこと言ってた?」

「うん楽しそうに話してたよ。たくさん人が来てくれなくてもいいけ
ど自分の大切な人がいつも遊びにきてくれて、わたしはその人にあわ
せておいしいごはんとかおやつとかつくってあげたいなんて話してた
よ。」

「え〜そうだったっけ?」

「そうよ〜 そしてね、そんなひろこの話を、彼はうれしそうに聞い
ていたな〜。なんかあの光景がわたしすごくほっこりして、すっごく
幸せな気持ちになったのを今でも覚えてる」

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はるみとのランチの帰り道、わたしはすこしだけ寄り道をした。学生
時代、よく一人で行ったCafé。

「確かこのへんだったはずだけど…、あっあった」

そのCaféは10人も入ればいっぱいになってしまうような小さなCaféで、
外側はつたに覆われている。入口の近くに可愛らしい手作りポストと、
「今日のコーヒーとおやつ」が書かれた小さな黒板型の立て看板が出
ている。「かわらないな〜」


中に入ると、懐かしい顔がそこにはいた。
「ゆみこさん!」カウンターの中にいた40半ばくらいの優しそうな女
性が、おどろいたような顔をしてこっちを見た。

「あれっもしかして、ひろこちゃん?、懐かしいね〜 元気にしてた
の?」

マスターのゆみこさんは、わたしの憧れの人だった。旦那さんは商社
マンで、1年のほぼ2/3くらいは海外出張している。


わたしは、ゆみこさんに、彼から言われた話はしなかった。そのかわ
りに、わたしが学生の頃、ゆみこさんに憧れて、こんなCaféをやって
みたいと思ってたことを話した。ゆみこさんは慣れた手つきでコーヒ
ーを入れながら、やさしく聴いてくれた。

「で、ひろこちゃんは今何をしているの?」

そうゆみこさんは聞いてきた。わたしは、今は結婚して彼の仕事を手
伝っていることなんかを、話した。

「そっか。ひろこちゃんさ、夢のタイムリミットってあると思う?」

「夢のタイムリミット?」

「そう夢のタイムリミット。人ってね、夢をあきらめてしまうことっ
てよくあると思うのね。でもその夢は消えてなくなったわけではなく
て、ずっと実はその人の心の中にあるの。それでね、時々思い出した
ようにひょっこり顔を出すのね。でも大抵は、もう今からじゃ遅いか
なって言ってまたしまっちゃうのよね。何回かそれを繰り返している
と、いつしかなんかモヤモヤした黒い毛糸玉みたいになって心に絡ま
ったまま、忘れていくの。」

そう言いながらゆみこさんは、お手製のアップルパイを慣れた手つき
でキレイにショーケースに並べていく。

「でもね、本当に遅いのかしらねって思ったりもするのよね。もちろ
んスポーツ選手になりたいみたいな夢は体力の問題とかあるから、リ
ミットはあるかもしれないけどね、そうでなければ、わたしはタイム
リミットはないと思っている。 わたしも昔から持っている夢がまだ
実現しないままいくつかあってね、でもこれからそれを少しずつ実現
していこうとひそかに計画しているの。もうそれ考えていると楽しく
てワクワクしてね。」

「ゆみこさん、すごい!!それってどんな夢?」

「その一つはね、このCaféの2店舗目をつくりたいと思っているの。
でもまだすこし先の話だけどね」

「わー、ゆみこさんすごい!!」

「いつか、そのお店できたらね、ひろこちゃん一緒にやってみる?」
ゆみこさんはやさしく笑いながらそう言った。

ザワザワしていた。あきらかに今私の心はザワザワしている。そし
てドキドキしている。わたしの中で、バラバラだったパズルのピー
スがどんどんつながっていく。そしてそれが一本の橋のような形に
なって、私の過去と今と未来をつないでいくようなそんな感覚が私
の中に急激に湧いてきた。そして、何かが変わる予感が、わたしを
やさしく包んだかのようだった。
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posted by U-SAN at 22:01| Comment(0) | 人生が変わるCafe

2017年01月03日

人生が変わるCafe「人と本と旅」〜野尻 まき 28歳 商社勤務

●野尻 まき 28歳 広告代理店勤務

「私、もっと世界中の人たちの役に立つ仕事がしたい! 」
就活も順調で、希望の商社に入って早5年。大学時代はわざと1年留年して、
カンボジアで学校も作った。世界中の人に出来る何かがもっとある。そう
思って入った商社。でも今の私って…

毎日の忙しさに忙殺されて、気がつくと家と会社の往復。出張はあっても
旅はしていない。会社に入ってすぐに付き合い始めた彼とも、最近はほと
んど会えていない。この前彼から、「たまにはデート付き合え。面白いと
ころに連れてくから。これは拒否権なし(笑)」ってメールが入っていて。

彼が私を連れていったのは、最近出来たカフェ。本屋にもなっている。
「人と本と旅」というそのカフェのコンセプトは、人生を変えるきっかけ
と出会う場所らしい。入った瞬間、私の体に電流が走った。今までどこか
に置き去りにして見ないようにしていたものが、全て私の目の前に現れた
かのようだった。

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壁一面に、いろんな人たちの表情のコラージュ、世界の様々な場所の日常
の風景を写したコラージュ。未来百景と書かれたスペースには、たくさん
の人のビジョンカードが描かれていて展示されている。タブレットでは
web上で展開される未来百景も見られる。

料理を頼もうとカウンターに行くと、カレンダーが置いてあった。そこに
は、様々なお店?の名前と料理のカテゴリが書き込まれている。今日は、
12月3日水曜日。「ヒロコkitchen カレーとかハート️」って書かれてる。聞いて
みると、ヒロコさんという方が毎週水曜日と土曜日に、ここでオリジナル
メニューを振舞っているらしい。

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ヒロコさんはここのオーナーである鵜川さんの個人セッションを受け、
「自分のお店を持つ」という夢を現実にすることを構想していったんだそ
うだ。ただ、お店を持つにはまだ資金が足りない。「じゃあ、ここで、や
っちゃえば?」という鵜川さんの一言で、やることになったらしい。いず
れは自分の店を持つための資金も溜まるし、何より経験とお客様がつくれ
る。ヒロコさんのキラキラした笑顔と超美味しいカレーに、私はなんだか
思わず涙ぐんでしまった。

「まき、最近元気なかったもんな。ここに来るとなんか元気になるかと思
ってさ。お前こういうの好きだったろ?」彼の言葉に私は人目もはばから
ず号泣してしまった。

私、もう一度自分の人生の未来をしっかり描いてみよう。今の会社と私の
夢を重ねることが出来るはず。なんか私、忙しさを言い訳にして本当の自
分の声にずっと蓋をしていた。忙しいから考えられないんじゃない。考え
ないから忙しいんだ。

彼が鵜川さんの個人セッションを勧めてくれた。来月から受けることに決
めた。いよいよ私の人生が動き出す。

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posted by U-SAN at 09:22| Comment(0) | 人生が変わるCafe

2017年01月01日

2017「自流」

毎年、その年のテーマを漢字で表現しています。

2016年「玉響」
2015年「照」
2014年「連環」
2013年「越」
2012年「解放」
2011年「成果」
2010年「自変」
2009年「創出」
2008年「挑戦」
2007年「起点」

今年は11年目、ゾロ目の11ですね。
さて、2017はどんな年にしようか・・・?と、2016年12月に入ってから、
いろいろ思っていました。でも浮かんでは消え浮かんでは消え、この瞬
間もまだ迷っています。


〜しばし、瞑想約10分・・・ 〜


決めました!

2017年は「自流」でいこうと思います。

自という言葉には、二つの意味があります。ひとつは「自ら(みずから)」
自分とか、自立とか、言うときには、こちらの意。つまり自分から発し
ていくこと。

もう一つは「自ら(おのずから)」自然と言うときにはこちらの意。つまり、
何かに委ねるように、そうなるようになるということ。

今年は、様々な囚われや慣習、こういうもんだ、こうあらねば、こうすべ
きこうしてはいけない・・・というものを一つ一つ捨てていきたいと思っ
ています。こういう形もあるよねっていう新しい見方やあり方、スタイル
を創っていきたいという、自らの意思があります。


でも、一方で、意思でコントロール出来ることなど、実はほとんどなくて
、そこには「なるようになる」という流れが必ずある。その流れは自分と
いう小さな自己を超えた、大いなる意思というか、そう導かれてなるよう
な、そういう感覚の中で、生きることが、とても心地よく、人生が樂しく
なるように思ったりしています。


「流れる方向は決めて、あとは流されてみる」
「予定調和ではないところから、新たなものを見出していく」


言うなれば、そんな感覚で生きる1年にしてみたい。起こることを味わい
樂しみ、わかちあい、つながり、生み出していきたい。

自分には本当に大切なものがたくさんあることにあらためて思いを馳せて
います。出来うるならその一つひとつ、一瞬一瞬を大切に生きていきたい。

さて、どんな1年が、顕れてくるだろう?
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posted by U-SAN at 02:16| Comment(0) | 日記